若者の言葉を試してみたけど
同年代の男との会話中に「ワンチャン」という言葉を使ってみた。余裕で通じた。次は「やば谷園」を使ってみた。これも通じた。ここから緊張したのだが「おけまる水産」を言ってみた。一瞬、ん?という顔をされたがクリアした。最後の難関として「うまみざわたけお」をブッ込んでみた。会話が止まった。もうやめようと思う。
靴下でもシャツでも最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるということだと思う。自分の最後だけは、きちんとシンプルに始末することが最終目標。
樹木希林