失われてしまった希少価値よ
紫という色は遥か古代より世界中で高貴な色と位置付けられていました。日本でも聖徳太子が定めた冠位十二階において、紫が最上位を示す色であったことからその貴重さが伺えます。衣類を紫色に染めるのに大きなコストを要した古代とは違い、現代では老若男女問わず気軽に着用できる色として浸透しました。良いのか悪いのか。
今の自分がこうやっていられるのは、自分だけの力じゃないし、本当に周りの人がいて、自分がこうしている環境にすごく感謝しなきゃいけないなっていつも思います。
上野由岐子